富岡葡萄農園の濃厚葡萄液は、現農園主である富岡信也の祖母、清(せい)がつくりはじめたものです。
明治初年
清の舅で男爵であった富岡敬明(1822~1909年)は退官後、山梨県善光寺に居を構えました。終の棲家として手に入れたこの地がぶどうの栽培に適していることを知った敬明は、西洋種のぶどうを敷地内に植えたのです。
半世紀を経て
男爵家に嫁いだ清は、敬明の心を読み取ったかのように、広い庭にぶどう畑をつくりました。
- 富岡 敬明 とみおか けいめい
- 文政5年11月8日(1822年12月20日)
明治42年(1909年)2月28日は、日本の官僚・政治家・華族・漢詩人。山梨県権参事、熊本県知事、貴族院議員などを歴任する。書聖と謳われた明治の三筆の一人、中林梧竹は従兄弟。